謎解きイベント制作秘話~ポスター編~2

伊香保のホテル天坊さんで開催中の 旅館DE謎解き「伊香保秘湯消失事件

主にそのメインビジュアルや問題用紙など、デザイン物全般を担当させてもらいました。

そこで、前回に引き続き今回は、メインビジュアルが最初の案と全然違う今のもの至った経緯を書いていこうかなと思います!

ちなみに前回の記事はコチラ↓


最初は、天坊さんの夜景の外観をバックに探偵もしくはカップルのシルエットで、二時間サスペンス感を演出したデザインにしておりました。

最初は、繁忙期じゃない時期、平日などに来るお客さんに宿泊ついでに遊んでもらえたら…と考えていたので、となるとターゲットは中高年だ!と思っていたんです。だから、二時間サスペンスみたいなデザインもウケるんじゃないかな~と。ちょっと渋めな、キレイ系のデザインというかね。


しかし…!


よくよく考えたら?

謎解きイベント業界(てかゲーム業界)に詳しいってか、本業であるシナリオライターさんにも色々話を聞いてみたら、そもそも謎解きを好んでやる年齢層って20~30代が多いんじゃないか、というのです。


確かに!!


そうすると、今まで考えていたターゲットは、完全に間違っていたのではないか!?

という結論に至ったわけです。

そこで、もっと若い層にウケるように、ポップで楽しそうなデザインに変えよう!ということになりました。

元のデザインも悪くはなかったと思うし、けっこう気に入ってはいたけど、ターゲットに合ってないのでは意味がないです。

デザインの基本ですね。

気持ちをスパっと切り替えて(笑)、新しいデザインに取り掛かりましたよー。


新しいデザインでは写真は使わず、イラストでいこう!と決めて、こんなラフを描きました。

ラフなんてこんなもんですw

タイトルが「伊香保秘湯消失事件」なので、露天風呂から湯がなくなってて慌ててるオジサンがまず思い浮かんだんです。

で、その空になった湯船のとこにロゴはめたらイイ感じになるのでは?というわけで、こんな風になりました。

プロローグとして、女将からの手紙も使われているので、それも配置して、登場人物(旅館にいそうなモブキャラも)を描きました。


最初の写真を使ったデザインとはだいぶ路線が変わりました!

おおむねデザインの路線は決まったので、いよいよこれを清書していきます。

自分はだいたいイラレを使うことが多いです。


そんなわけで、次回は、清書~完成までのメインビジュアルについて書きたいかなと思います!


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イラストレーター・タバタサトコの制作日誌

タバタサトコと申します。埼玉県(北の方、ほぼ群馬)に住んでいて、イラストレーターの仕事をしています。アナログゲームを作ったり、イベントに出て販売したりしています。最近では謎解きイベントの制作にも携わっています。 それらの制作過程や秘話?などを書いていきたいと思います。